マミジロアジサシ

真核生物/動物界/脊索動物門/脊椎動物亜門/鳥綱/チドリ目/カモメ科/アジサシ属/マミジロアジサシ

海と空の境目を飛ぶマミジロアジサシの画像

マミジロアジサシの事

種名マミジロアジサシ
英名Bridled Tern
学名Sterna anaethetus
和名の由来眉が白いアジサシだから
大きさ全長35−38cm、翼開長76−81cm
重さ約120g
時期夏鳥
分布繁殖地:主に琉球諸島。近年、沖縄島からさらに北上しつつある
飛来地:稀に北海道、本州、硫黄列島、南鳥島、奄美諸島
世界:太平洋、インド洋、大西洋の熱帯及び亜熱帯の島々、オーストラリア北部で繁殖し、非繁殖期は周辺海域
環境沿岸や沖合の小島や岩礁、海上、海岸など
食性魚類やイカ類など
行動狩り:海上をゆっくりした羽ばたきで飛びながら、獲物を探し、見つけると上空から急降下して、海面近くにいるものをくちばしで挟みとる
繁殖期:営巣地からあまり遠くへは行かず、その周辺で生活する
子育て特徴:集団繁殖地(コロニー)を形成
世界:東アフリカのセーシェルでは7ヶ月間隔で繁殖
日本:5-6月に海辺の岩礁や草地の窪みを巣にする
卵:1回に1個
抱卵:雌雄交代で、抱卵期間は28-30日
雛:生後55-63日で飛べるようになり、さらに35日後に独立
特徴オスメス:雌雄同色

成鳥夏羽:頭から後頸、過眼線は黒い
➖額、あごから後頸、体下面は白い
➖背から翼上面、腰から尾までは黒褐色
➖尾羽の最外は白く、深い燕尾
➖くちばしと足は黒い。
➖静止時は尾端が翼端を越える

成鳥冬羽:頭上から後頸、過眼線の黒い部分に灰色みを帯びる

幼鳥:幼羽は頭上から後頸に黒褐色の細かい斑がある
➖過眼線は淡い黒褐色
➖背以下のからだうわめんは灰色みを帯びた黒褐色で、羽縁は白い
➖風切、腰から尾は灰褐色
➖くちばしは灰黒色
➖足は黒褐色

亜種:尾羽最外の白色部の部位が異なる
類別種セグロアジサシ:額の白色部が狭く、頭上から体上面はより黒い。後頸は白くならず、黒色部が後頸から背につながる
ナンヨウマミジロアジサシ:背以下の体上面は青みがかった灰褐色
鳴き声クー、ケーエエエ、クラー、ウェブウェブなど

マミジロアジサシの画像

青い海を背に飛翔するマミジロアジサシの画像
マミジロアジサシの白い眉斑は目の後方までに達する
空を舞うマミジロアジサシの画像
似ているセグロアジサシよりも翼上面がやや淡い黒褐色とされていますが、この子は普通に黒寄りの褐色です
岩場で休むマミジロアジサシの群れの画像
岩場で休むマミジロアジサシの群れ。よく見ると、セグロアジサシっぽい個体も混じっている

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SHOTA

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Respect Animals… 20歳頃から、野鳥に惹かれて近所を散歩していたら、車に乗って鳥さんに会いに行ったり、鳥さんに会う為に海外に行くようなりました。初めて鳥さんを知った時の感動を皆さんと共有できたらと、野鳥の図鑑サイトを運営しています。 野鳥達に無理させない観察撮影を心がけたいので、基本スタンスは歩いていたら鳥さんが撮影させてくれたって出会いが1番です。

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