コジュリン

コジュリン

真核生物/動物界/脊索動物門/脊椎動物亜門/鳥綱/スズメ目/ホオジロ科/ホオジロ属/コジュリン

ススキの茎にとまるコジュリンの幼鳥の画像
コジュリンの幼鳥(撮影時期:9月)

コジュリンの事

種名コジュリン
英名Japanese Reed Bunting
学名Emberiza yessoensis
和名の由来江戸時代の頃は、近縁種のオオジュリンと同じとされていました
オオジュリンの「チュイーン」と聞こえる地鳴きが「ジュリン」という和名の由来で、オオジュリンよりも小さいからコジュリン
※ただ、コジュリンは「チュイーン」とは鳴きません
大きさ全長15cm
重さ約16.5g
時期夏鳥。少数が越冬する
分布中部以北の本州と熊本県に局地的に繁殖
繁殖地:日本、朝鮮半島、中国東部の限られた場所
日本:青森県、千葉県、茨城県に大きな繁殖地がある
保全国際自然保護連合(IUCN):準絶滅危惧種(NT)
環境省レッドリスト:絶滅危惧種(VU)
全世界の推定個体数は6,000–15,000羽とされている
環境平地から山地の草原、ヨシ原、川原など
※非繁殖期は、ヨシ原よりも枯れた草地を好む
食性昆虫類、草の種子など
行動群れ:繁殖期以外は1羽か小群
繁殖地:縄張り内で行動
さえずり:丈の高い草にとまり、さえずる
子育て基本:一夫一妻
時期:6–8月
巣:イネ科の草の根元などに、枯れ草や木の枝などを組み合わせたお椀状の巣をつくる
卵:3–5個
習性:産卵時期に、オスがつがい相手から他のオスから遠ざける「メイトガード」を行う
抱卵:12-14日。オスとメスが抱卵する
雛:11-12日で巣立つ
独身オス:他のつがいの縄張りギリギリの場所でさえずり、ヒナの巣立ち頃に、つがいのメスと繁殖できる機会を窺う
特徴成鳥夏羽オス
➖頭部:黒い
 目の後方:白色の部分があったりなかったり
 上面:茶褐色で黒褐色の縦斑がある
 小雨覆:青灰色味がある
 体下面:汚白色
成鳥夏羽メス
➖頭側線:黒褐色
 耳羽:黒褐色
 眉斑:汚白色
 頬線:汚白色
冬羽
➖くちばし:肉色で、上くちばしの上部に黒味
 他:成鳥夏羽メスに似る
幼鳥
➖全体:黄色っぽい
 くちばし:肉色
 他:成鳥メスに似る
類別種オオジュリン(オス):夏羽のオスは頭部が黒いが、白い線模様がある
オオジュリン(メス):コジュリンのメスより全体的に淡く、白い部分が白っぽい
※オオジュリンは「チュイーン」と独特な声で鳴くので、識別に役立つ
鳴き声さえずり「チョッピ チュリリリ ピッ」
地鳴き「チッ」「チョ」

コジュリンの画像

口を開けるコジュリンの画像
茎にとまるコジュリンの幼鳥(撮影時期:9月)

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SHOTA

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Respect Animals… 20歳頃から、野鳥に惹かれて近所を散歩していたら、車に乗って鳥さんに会いに行ったり、鳥さんに会う為に海外に行くようなりました。初めて鳥さんを知った時の感動を皆さんと共有できたらと、野鳥の図鑑サイトを運営しています。 野鳥達に無理させない観察撮影を心がけたいので、基本スタンスは歩いていたら鳥さんが撮影させてくれたって出会いが1番です。

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